私たち保全工学研究所は、道路、鉄道、港湾、空港、上下水道、電気、学校等の公共施設など、人々の生活に必要不可欠な社会インフラを健全な状態を保つために、点検・調査、評価・診断、補修・補強の要否の検討等を行う維持管理を中心とする建設コンサルタント会社です。
舗装、トンネル、橋梁、堤防、基礎、ポンプ所、水処理施設、取水施設等の土木構造物や学校、公民館、病院、庁舎、警察署、公園、公営住宅などの建築構造物を対象に、現在の状態を把握するための点検や健全度の判定、劣化状況の把握のための調査、将来的な劣化の予測、耐震性能の照査、補修・補強の検討などを行っています。
現在の我が国の成熟した社会は、主に高度成長期に建造された社会インフラの各種構造物を基盤として成り立っています。供用後50年以上が経過した構造物の割合は年々増加しており、近年、劣化が原因となる構造物の損傷により事故つながる事象などが発生するようになりました。これら構造物を更新するためには莫大な費用が必要となることから、既存の構造物の適切な維持管理・補修を行い、リーゾナブルなコストで今後も永く使用し続ける事の重要性が社会的に認知されてきました。
当社の強みの一つに、デジタルカメラや赤外線カメラなどを使った画像診断技術があります。UAVや専用計測車などと組み合わせることで、より高度で効率性の高い現地点検・調査が可能となりました。もちろん、従来の技術者が現場に出向き、人の目で判断することも不可欠ですが、最先端機材や独自の解析ソフトを駆使することで、より高度な点検・調査結果が得られ、適切な健全性の診断につなげられるものと期待できます。