当社における解析は、FEM解析による変形解析や地震時の液状化解析、構造体の耐震解析など目的に応じた解析手法を用いています。補修設計は、点検・調査、試験結果などの現地で劣化状況を把握したうえで、劣化の原因の推定、将来予測などを行い、適切な対策工法の選定・設計を行います。また、斜面や擁壁等の土工構造物の安定対策工の設計の実績があります。
コンクリート表面のひび割れや浮き・はく離の変状部は、目視調査や打音検査による損傷図化するとともに、その劣化原因を把握するために中性化深さ試験(コア法・ドリル法)などを行います。得られた中性化深さと配筋調査による被り厚さを用いて将来の劣化予測を行い、その対策工法の選定と補修箇所・数量の算定、概算工事費の算定を行います。
既存擁壁の沈下、傾斜等に対する安定化検討として、断面形状の計測、基礎形状計測、配筋調査などの情報から復元設計を行い、安定化の評価を行います。また、現地の沈下・傾斜測定、コンクリートの圧縮強度確認、劣化状況調査などを通じて、補修の要否や対策工の検討を行います。
切土斜面等の既設の吹付法面工や法枠工の経年劣化に伴い、目視や赤外線映像法、コアリングにより老朽化診断を行い、劣化状況に適した対策工の選定、補修設計を行います。