これからは新しい物をつくる市場から、「古い構造物を維持管理により守る市場」が大きくなると感じて、調査・修復という仕事に興味を持って当社に入社しました。常に動いているのが好きな方で、全国各地の現場を駆け回る仕事にも面白さを感じました。
最初は調査・補修の調査に同行し、経年劣化状況を探り工事をサポートしたりしました。福井県では、道路斜面を固めたモルタル吹きつけの法面調査に出向いたことが印象的。福井では雨の影響があって2週間近くに及びましたが、例えば雨で現地調査が難しい場合は、赤外線カメラで撮影した画像データをホテルに持ち帰りパソコンで解析したりもしました。また夜は社長と食事をしながら、その知識・体験に学ぶことも多かったです。
会社にデータを持ち返ってきちんと画像解析した結果は社長が報告書にまとめたのですが、私自身は資料を集めたりデータを作成するなとしてサポートしました。何とか納期に間に合わせることができた時はホッとすると共に、やりがいの大きさも感じています。報告書をもとに工事をどのように行うかの判断はお客様や自治体が行うのですが、当社が調査した危険度が行政などにフィードバックされ、公共物の安全性や危険回避につながっていくことがやりがいであり、社会貢献につながる充実感もありますよ。
今は土木構造物の調査のお手伝いという感じでまだまだ未熟者ですが、現場をもっと経験して早く自分一人に調査を任せてもらえるようになりたいです。現場で工事業者に指揮したり、建築コンサルや自治体などのお客様と対話できるようになって、さらに大きなやりがいを感じたいと思います。またソフトウェアの知識・技術も高めて、将来的にはビル建築物におけるタイル壁やコンクリート壁の調査や解析もやってみたいと思います。
学生にとってはなじみが薄い仕事で、また男っぽい仕事のイメージを持たれるかもしれませんが、社内は男女分け隔てなく働いていますし、先輩にも何でも聞きやすい雰囲気がある会社です。特にフットワーク良く全国を駆け回れる人、粘り強く調査・分析できるようなガッツある人が後輩に来てくれたら嬉しいですね。